兵庫バイオテクノロジー研究会 

 

 

 


兵庫バイオテクノロジー研究会(事務局は兵庫工業会)は、バイオの分野で研究開発を進める企業や団体などが構成メンバーとなり、バイオテクノロジーに関する技術情報の調査研究ならびに共同研究などを推進し、あわせて会員相互の交流を図ることを目的として、昭和61年(1986年)に設立されました。水野進初代会長以来、農学部長が会長を務めております。研究会では、今年度より、研究会活動広報の一環として研究会が開催した学術講演会の内容を農学研究科ホームページに公開することとしました。

 

 

第27回特別講演会の報告

 

バイオマスからの燃料、化学品生産の新展開

近藤昭彦

神戸大学大学院 工学研究科 応用科学専攻

TELFAX:078−803−6196 E-mailkondo@cx.kone-u.ac.jp

 

21世紀に入って、資源・環境問題はますます深刻になりつつあり、石油を代表とする化石資源の枯渇問題から再生可能資源の導入や省エネルギー化、そして温室ガス削減に向けてバイオマスの大幅導入が極めて大きな課題となっている。この様な変革を進めるために、現在精力的に取り組まれているのが、バイオマスからの燃料や化学品、機能性素材生産である。バイオエタノールは多様な液体燃料として利用できるとともに、多くの基幹化学品の出発原料となる。日本においても、「バイオマス・ニッポン総合戦略」の下、研究開発が活発に行われている。本稿では、バイオマスからの燃料や化学品生産における技術課題、将来の方向性、我々の取り組みについて紹介する。