峯 亜矢子(平成21年卒業,平成23年修了,味の素株式会社)
もともと食品分野に興味があり、研究室時代の研究を通じて環境分野にも興味を持っていました。現在の仕事は、食品の生産プロセスを開発する仕事ですが、プロセスを最適化させることでコストを下げることはもちろん、環境負荷も低減できることに魅力を感じました。自分が興味を持ったどちらの分野にも携われると思い、現在の仕事を選択しました。
現在はアミノ酸の製造工程を担当しています。アミノ酸を生成するための反応温度, pH, 反応時間などの検討や、反応を管理するための方法や分析法の検討などを行っています。ラボでの実験と同様のことを工場でもできるようにするため、ラボと工場の間のスケール(100L程度)での実験を行ったりもします。大学で学んだ熱工学や食品化学工学も含め、幅広い知識が必要な仕事なので大変なことも多いですが、学ぶことがたくさんあり、とてもやりがいを感じています。
本コースの魅力は色々な選択肢があることです。私自身も、大学に入ってから非常に幅広い分野のことを学ぶことができたと実感しています。それまで知らなかった分野も数多くありました。大学生活を通して自分の将来を考え、これがしたい!というものがきっと見つかるはずです。