生産環境工学コース 農産食品プロセス工学

 農産食品プロセス工学教育研究分野では、農産資源,食品そして廃棄物系バイオマスを主な対象とし、持続可能な食料生産や食品加工そして循環型社会の実現に貢献するバイオプロセスおよび物理化学プロセスに関する教育研究を行っています。

 具体的には、1) 地域に分散する少量畜産・食品バイオマスを対象とした小型メタン発酵装置の開発、2) 電気化学反応や高勾配磁界を利用した農畜産系廃水処理、3) 嫌気性消化による家畜糞尿に残留する抗生物質分解や薬剤耐性菌制御、4) 乳タンパク質の洗浄性向上が可能な食品加工用ステンレス材料の開発、5) 膜分離やUASB (Up-flow Anaerobic Sludge Blanket) を利用した新たな嫌気性リアクタの開発、(6) メタン発酵消化液を利用した藻類培養とエネルギ生産、(7) 物理的手法や光合成微生物によるメタン発酵消化液の高品質化、(8) 昆虫等を利用したバイオマス変換といったテーマが挙げられます。

小型メタン発酵装置バイオガスユニット(左)とメタン生成菌(右)
バイオガスを産生する嫌気性バイオリアクタ

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