生産環境工学コース 土地環境学

 私たちが生きるうえで農業は欠かせません.その農業を支えているのが“水”です.土地環境学教育研究分野では,農業にとって大切な水を農地に運ぶためのパイプラインや開水路,ダムやため池などの農業水利施設を主な研究対象としています.

 持続可能な農業,農村のきれいで安全な環境づくりを目指して,農業水利施設の構造的問題から災害対策まで,日々,幅広い問題に取り組んでいます.数値解析に打ち込んだり,模型実験に汗を流したり,時には現場まで足を運んで研究することも数知れず,私たちが用いる手法は様々です.最近では新たな研究分野にもチャレンジしています.

 研究テーマには,パイプライン屈曲部の耐震性向上に関する研究,矢板引抜き時のたわみ性管の力学挙動に関する研究,ジオシンセティクスを用いた地中構造物の補強に関する研究,ため池堤体の改修工法ならびにその地震時挙動に関する研究,津波に対する海岸堤防の粘り強い構造に関する研究,などがあります.

上記の課題の多くは,国および自治体(農林水産省,北海道開発局,兵庫県),研究機関(農研機構農村工学研究部門,防災科学技術研究所),他大学(茨城大学,コロンビア大学)民間企業等との共同研究に基づいて実施されています.研究成果など詳細につきましては,下記の研究室HPを参照してください.

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