農学研究科地域連携センターとは

 教育、研究と並んで社会との連携が第3の任務として重要性を増してきました。大学と社会との連携には、産学連携と地域連携の2つがあります。神戸大学の地域連携を推進する組織としては、大学本部に地域連携推進室が設置され、その下に農学研究科地域連携センター、文学部地域連携センター、医学部保健学科地域連携センターが設置されています。

 地域連携センターに求められている主要な役割としては、地域のシンクタンク機能、地域で働く人材養成機能、相談支援機能があります。神戸大学農学研究科地域連携センターはこうした機能を果たすべく、平成15年に創設され、地域の住民、行政、NPO等と農学部の各研究講座を繋ぎ、その活動をサポートする中間支援の役割を果たします。また同時に、センター独自でも連携プロジェクトを行います。

 農学研究科地域連携センターの主な事業は次の3つです。

(1)地域共同研究

地域のニーズや農学部のシーズのマッチングを行います。地域の問題を解決し、地域発展に貢献する調査研究を共同ですすめます。連携センターではマッチングと事業化、事務局業務などを行います。

(2)地域交流活動

地域と農学部で知を共有し、実践活動を推進します。地域と大学のパートナーシップにより懇話会、学習会、フォーラム・シンポジウム、実践を行い、知を共有し、地域活動を推進します。また行政施策の審議会や委員会などの委員、地域でのアドバイザー派遣の支援も行います。

(3)相談、情報発信

農学部と地域を繋ぐ窓口として、共同研究や地域活動に関する相談に応える他、研究や活動における事務局業務を行います。またホームページなどを通して、農学部からの情報発信を行います。

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