Students’ Voice ネブラスカ大学中長期留学

********************2025年10月からネブラスカ大学リンカーン校(UNL)での中長期留学(3ヶ月~6ヶ月)********************

1.留学前と比べて、勉強への向き合い方や学びの深まりに変化はありましたか?

  ♦  指標があるわけではないですが、語学力特に英語のリスニング力が上がったと感じています。 

  ♦ 成績全体としては大きな変化はなかったが、留学先ではネブラスカ州で主要な作物であるトウモロコシやソルガムを対象とした研究に取り組み、植物学
    に関する知識をより広く発展させることができました。また、日本では経験することが難しい先端的の研究技術について、研究室のメンバーと試行錯誤
    を重ねながら学ぶ機会を得ました。さらに、研究室のメンバーや日常生活で知り合った友人との交流を通じて、英語でのコミュニケーション能力も向上
    しました。

2.留学中に意欲的に取り組んだことや、その成果について教えてください。

  ♦  留学先で、研究活動に力を入れました。具体的には、トウモロコシの窒素効率向上を目的とした研究に取り組みました。Phdの学生や助教授の方に 教え
    ていただきながら、これまでやってこなかった植物を育て、育成し、表現型および遺伝子型の解析を行いました。

  ♦ 留学中、私はソルガムの安定形質転換に用いる CRISPR-Cas9 ベクターの構築に意欲的に取り組みました。ソルガムは乾燥耐性やバイオマス生産性に優れ
    る重要作物である一方、形質転換効率が極めて低く、遺伝子機能解析の大きな課題となっています。自身の研究で形質転換やゲノム編集を扱ってきたこと
    から、植物の中でも特に難易度の高いソルガム形質転換に強い関心を持ち、本課題に挑戦しました。留学先の University of Nebraska–Lincoln では、トウモ
    ロコシやソルガムの形質転換を専門とする研究室に所属し、学生の指導のもと最先端の技術や実験手法を学びました。文献調査と実験系の理解を進めなが
    ら、実際に用いる CRISPR-Cas9 ベクターを設計し、標的遺伝子の選定や gRNA 配列、プロモーター構成について検討を重ねました。
    本取り組みを通じて、高難度の研究課題に対しても主体的に学び、実践へとつなげる力を身につけるとともに、英語での議論を通じて研究遂行能力とコミュ
    ニケーション能力の向上を実感しました。

3.留学で取り組んだことを振り返り、『こうすればよかった』と思うことはありますか?

  ♦ 多くの人々とつながりを持ち、英語で関わることができ、たいへん充実した時間を過ごすことができたと感じるためです。生活の中でアメリカの文化や価
    値観にも多く触れることができ、貴重な経験となりました。
    研究に関しても、アメリカでの研究環境に触れ、その中で実際に自分も研究に取り組むことで、現地の風土や姿勢を肌で感じることができました。また、
    一部ですが自分の日本での研究とも重なる部分があり、視野が広がりました。ただ、もっと語学力を鍛える環境にストイックに取り組むことができたらさ
    らに良かったと思います。

  ♦ 研究・日常生活の両面で常に英語に囲まれた環境に身を置くことで、専門知識を深めるだけでなく、現地の文化や言語への理解も大きく深めることができ
    ました。当初の想定以上に幅広い成長を実感できた点から、本留学に大きな満足感を得ています。

4.今回の留学での経験のうち、将来のキャリア形成に役立つと感じたことは何ですか?

  ♦ 学業面では、語学力の向上に加え、異なる研究背景を持つ研究者との交流を通じて、多角的な視点で研究を捉える力が養われました。これらの経験は、研
    究への姿勢や理解を深める上で確実に良い影響を与えています。

  ♦ 留学を通じて英語での専門的な議論に慣れたことで、所属研究室に在籍する多くの留学生と、これまで以上に深い議論ができるようになりました。
    この経験は学業面での研究理解を深めるだけでなく、来年度からの就職先において英語を使用する場面でも、円滑なコミュニケーションに活かせると考え
    ています。