応用機能生物学 土壌学

藤嶽 暢英 教授
鈴木 武志 助教
木田 森丸 助教

土壌は、植物・動物・鉱物・海洋と同じように、それぞれ独自の成り立ちと発達の歴史を持つ自然体です。そのため、土壌は食料生産の基盤であるだけでなく、地球の生態系の一部として、環境を調整しながら生命や人類の存続に大きく関わっています。

私たちの研究室では、土壌の形成メカニズムや環境との相互作用を解明し、地球環境の持続可能性に貢献することを目指しています。特に、以下のようなテーマに取り組んでいます。
・気候変動と土壌の元素循環の相互作用
・土壌・水系生態系における天然有機物の役割

さらに、近年は以下のような研究にも力を入れています。
・温帯二次林におけるバイオ炭施用の長期的影響
・マイクロプラスチックが土壌生物や植物に与える影響
・マングローブ土壌における有機物の安定化メカニズム

また、私たちは最先端の分子分析技術を用いて、以下のような水環境中の溶存有機物に関する研究も積極的に行っています。
・溶存有機物の分子レベルでの多様性と生態系機能との関り
・淡水湖における溶存有機物と従属栄養微生物の共変動

黒ボク土の土壌断面

褐色森林土の土壌断面

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