生物機能開発化学教育研究分野は、優れた生体機能や機能分子を探索し、健康・食料・環境に関わる諸問題に立ち向かう先駆的研究を担うべく2004年度に新設されました。生物機能開発化学教育研究分野のキーワードは“フロンティア”です。未知なる有用生体機能や機能分子を探索するフロンティア、生理学・生化学・遺伝学など異種学問分野の融合が生み出すフロンティア・・・「未開の土地(フロンティア)」に挑みます。研究分野の英文名称も“Biochemistry Frontiers”。「ダイオキシン毒性の抑制」、「肥満や糖尿病などの生活習慣病の予防」、「酵母に由来する機能性食品の開発」、「微生物ゲノム情報を用いた枯草菌(納豆菌)や大豆根粒菌の物質代謝の解明とその応用」等々・・・多岐に渡る研究テーマを掲げつつ、健康問題を緩和・解決する機能分子の開発、低コストな作物増産を目指す生体機能の強化、環境改善に役立つ生体機能の探索と応用を目指し、若い力を結集して積極的研究を展開しています。