農学研究科案内
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食料環境経済学 食料経済・政策学

草苅 仁 教授 
石田 章 准教授 


食料経済学のひとこま

 なぜ日本などの先進国は飽食の状態にありながら、多くの発展途上国は食料不足から脱することができないのか。なぜ途上国では環境破壊や砂漠化につながる資源収奪的な農業が続けられているのか。先進国の食料過剰と途上国の食料不足を改善するにはどうすればよいのか。なぜ飽食の日本で食料自給率が下がり続けているのか。日本の食料政策はどうあるべきなのか。こうした問題に答えるため、経済発展と農業・環境問題、途上国の貧困問題と農業開発、食料・環境政策のあり方などについて教育・研究を行っています。

もう少し専門的になりたい方へ

  本教育研究分野では、経済発展に伴なうフードシステムの変遷ならびにフードシステムを構成する食料消費、食料流通、食品加工、農業生産等の動向について日本、韓国、中国等を中心に研究している。さらに、食料・農業政策の歴史的展開過程と現在の政策について研究している。最近は、経済成長が農産物市場、生産要素市場、技術進歩を通して農業部門にどのような影響を及ぼしてきたかを日本、韓国、中国、米国のジャポニカ米を中心に調査・研究している。コメ需要の動向、稲作の技術進歩の速度と偏り、規模の経済等について計量経済学的手法を用いて研究するとともに、コメ需給バランスの将来予測を行った。

1)日本と韓国における食料安全保障問題:
日・韓両国において経済発展に伴ない食料自給率が低下したメカニズムを考察するとともに、これらの国における食料安全保障問題と各国の食料安全保障政策の内容を研究し、今後の課題を指摘した。

2)中国黒龍江省における緑の革命:
1980年代中頃以降黒龍江省の稲作で緑の革命が進行し、世界で最も急速にジャポニカ米の生産が増加してきた。その発展過程を分権化、市場化という視点から分析して発展のメカニズムを解明するとともに、発展の限界を検討した。

3)経済成長に伴って食料需要を変化させる要因として、実質所得の増加による食料消費の高級化に加え、時間の価値が高まることによって生じる摂取形態の変化に着目し、それが日本の食料需要に及ぼす影響を解明した。


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