学部案内

神戸大学農学部は、平成20年4月より下記のとおり3学科
食料環境システム学資源生命科学生命機能科学
6コース(生産環境工学、食料環境経済学、応用動物学、応用植物学、応用生命化学、応用機能生物学)に改組されました。

食料環境システム学科は、工学的手法による食料生産システムの構築と、社会科学的手法による食料・農業・農村システムの構築をめざした教育・研究を行うことを目的にしています。生産環境工学コースは生産基盤である資源の利用と保全および作物栽培から流通に至る食料生産システムに関する教育・研究を行い、食料環境経済学コースは食料、農業、農村、環境に関する社会経済的諸問題の解明・解決に関する教育・研究を行います。

生産環境工学コース

食料生産基盤の基幹要素である水資源・土地資源の利用と保全、作物の栽培・管理・収穫・貯蔵・流通に関する機械やシステムの開発などを学びます。

食料環境経済学コース

農産物の生産・流通・消費・貿易や農山村、環境などについての社会経済問題を解明・解決することを学びます。
食料環境経済学コースのご案内

動物や植物は人類生存の􀀁を握る貴重な生物資源です。資源生命科学科では、有用な動物、植物、微生物とそれらの相互関係を遺伝子から生態系レベルまで幅広く理解するとともに、生物資源の利用や開発に関わる基礎理論を学びます。応用動物学コースと応用植物学コースでは、それぞれ動物と植物を中心に生物資源の探索・生産から利用・開発に至る様々な問題に取り組める専門的な知識を身に付けることができます。

応用動物学コース

私たちは動物と深く関わり合って生きています。応用動物学コースでは、遺伝学、生化学、形態学、免疫学などを基礎として、哺乳類や鳥類が本来もっている豊かな機能と、動物と微生物との相互作用を、集団・個体・細胞・分子レベルで総合的に学びます。
応用動物学コースのご案内

応用植物学コース

資源植物である食用作物、園芸植物、産業用植物及び樹木の生理、生態、遺伝・育種学的特性を理解し、それらの生産性と品質の向上を探ります。

生命が生み出す多種多様な機能を作物、食品、化学物質・医薬品等の生産に活用するため、生命現象を生物学と化学の両面から解析を行い、食と農に関わる多様な機能及び現象を分子レベルから生態系まで広範囲に解析できる専門的な知識を身につけ、それらの専門職業に要する優れた能力と豊かな教養・倫理観を持った人材を養成することを目的とする。

応用生命化学コース

生物が摂取・産出する化学物質や生物を取り巻く環境中の物質の構造と機能、及び多様性に富んだ生命機能を分子レベルで解明し、これらの利用、合成、制御、開発などを学びます。

応用機能生物学コース

多様な農林生態系で織りなされる諸現象を解析し、その健全性を保ちながら生命体と環境との応答を通じて発揮される生命機能を最大とする持続可能で安全な生物生産システムの創造を探ります。
応用機能生物学コースのご案内